母の旅立ち。
二週間前に、母が永眠しました。
妹から、母の体調が悪いと連絡が来て、
病院で、酸素マスクをつけた母と再会。
呼吸がとても苦しそう。
7月に施設で子供たちと一緒に面会したときは
元気そうだったのに、急変するなんて。
嚥下能力の低下で、自分で栄養を摂れなくなった母。
胃ろうを設置したものの、
うまくいかず、
嚥下性肺炎となってしまった。
残る治療は、血管にカテーテルを入れて栄養を摂るしかなく、
それでは寝たきりになるし、苦痛を伴う。
生前から、苦痛を伴う延命はしないで、と言われていたので、
このまま静かに見送ることにした。
遠方から私が駆けつけるまで、待ってくれた母。
育ててくれた感謝の言葉を、妹と一緒にいっぱい語りかけた翌朝、
静かに旅立った。
20年前に他界した父が、「もうそろそろ、こっちに来たら?」
と呼んだのかもしれない。
もっと長生きしてほしかったけど、
別れはとても悲しいけど、
87歳まで生きてこれたのは、本当にありがたいことだし、
父の他界後、20年も一人で頑張って生き抜いた母の人生を
祝ってあげようと思う。
お母さん、ありがとう。
お空の上で、お父さんとまた仲良くね。
お母さんに誇りに思ってもらえるように、
子供たちが立派な社会人になるよう、育てていきます。
ずっと見守ってて下さいね。