母のこと。その3
8月末に胃ろうを設置して入院中の母。
経過を見て、調子よければ施設に戻れる予定だったが、
また肺炎になってしまった。
胃ろうから栄養は摂れてるが、
その反射で出る唾液や分泌物が肺に流れてしまうらしい。
嚥下できる人なら咳をするなどして回避できるが、
母はそれができず誤嚥を繰り返し、肺炎になってしまうとのこと。
これを避けるための今後の選択肢としては、
首の太い血管から中心静脈栄養ポートを作り、
そこから栄養を入れる方法があるが、
今までの施設での対応は難しくなるため、
24時間診てくれる病院に転院しないとならないそうだ。
私も妹も、母にこれ以上苦痛を与えたくないし、
ずっと病院で過ごすより、
住み慣れた施設に戻してあげたい、と考えている。
それによって余命は短くなってしまうかもしれないけど、
母に穏やかに過ごしてもらうには、そのほうがいいのではないかと。
妹と更に話合って最終決断するつもりだが、
母とこの世で過ごす時間が、
本当にあとわずかになってしまったことを実感し、
胸が詰まる思いがする。
もっと母が元気なうちに、
一緒に旅行したり、思い出を作っておけばよかった。
今さら後悔しても遅いけど。
母がどうかもう少し、できる範囲で頑張ってくれますように。