不運その1。
私は以前、外国人の方向けに
日本語講師をしていたことがある。
拙い講師だったのだが、、
私のクラスをとても楽しんでくださり、
7年近くずっとクラスを取り続けて下さった方がいた。
私よりずっと年上のアメリカ人の紳士で、
私にアメリカの文化や歴史などを教えてくださったり、
趣味が共通していたので(音楽やガーデニングなど)
個人的にも親しくなり、
私が遠くに転居した後も、
お互い手紙をやりとりして、連絡を取りあっていたのだが、
年末に久々にカードをお出しして、
お返事がこないな、と思っていたのだが、
彼が昨年の夏に亡くなられたことを、
甥御さんからのお便りで知った。
もっとたくさんお手紙を書いておけばよかった。
もっと早く子どもたちも連れて、会いに伺っておけばよかった。
たくさんの楽しい時間を共有させて頂いたことに、
きちんとお礼を言っておけばよかった。
もう二度とお会いできなくなってしまったことが悲しくて、
涙が止まらなかった。