転んでもただでは起きぬ妹。
前にも書いたが、
妹の旦那は脊椎に菌が入って緊急手術し、
リハビリ病院に長期入院中。
その妹から、
「転んじゃって、右肘の骨にヒビが入っちゃった」とメールが。
3週間ギプスをつけなくてはならないと。
旦那が入院中なのに加えて、
自分まで怪我してしまい、
しかも利き手側の右肘だから、
さぞ落ち込んでるだろう、と慌てて電話したら、
本人はケロッとしていて、
「転んで怪我したなんて、みっともないから、
ショールとかでギプスを隠してたんだけど、
近所の方たちに見つかっちゃった」とヘラヘラしていた。
旦那が入院中で働けないから自分が稼がなきゃ、と
仕事を無理にたくさん入れて疲れていたのに加え、
歩きにくい巻きスカート姿で、点滅する横断歩道を
渡ろうと走った時に、転んで右半身を打ってしまったと。
母の他界以来、相続手続きもあったし忙しかったからね。
「アラカンなんだから、十分気をつけないと」と言い聞かせたのだが、
妹いわく、「しばらく右手が使えないけど、
この機会に左手を訓練しておくと、のちのち役に立つと思う」だと。
そのポジティブな姿勢に、わが妹ながら、感心した。
転んでもただでは起きぬ、とはこのことだ。
すごいな、妹。